国芳は子どもが好きで、自身にも2人の娘がいますが、画塾にも子どもの入塾を許していました。そういうこともあって国芳の武者絵には子どもを描いたものも多いのですが、怪童丸(金太郎)5点、鬼若丸3点、牛若丸1点、桃太郎1点が後期展示されています。
国芳の武者絵が有名になる以前から武者絵のジャンルはありましたが、国芳は大胆な構図とか奇抜なアイデアをもっって武者絵をどんどん進化させていきます。その一つに大判三枚続きがあります。以前は一枚一枚に人物が描かれていましたが、国芳は三枚続きのワイドスクリーンで一つのモチーフを描きます。
大阪中之島美術館では、大阪で13年ぶりとなる大規模な歌川国芳の個展「歌川国芳展ー奇才絵師の魔力」が2月24日(月・休)まで開催中です。好評だった前期展示も終わり、1月21日(火)より約9割の展示作品が入れ替わり後期展示が始まりました。
今春、大阪市立美術館では、4月26日(土)~6月15日(日)の期間、大阪・関西万博開催記念、大阪市立美術館リニューアル記念特別展「日本国宝展」が開催されます。そのオフィシャルサポーターとしてモデル/俳優の中条あやみさんに決定しました。
奈良国立博物館では、1月15日(水)~3月16日(日)の期間、なら仏像館において「秘仏 深大寺 元三大師坐像ー日本最大の肖像彫刻ー」の特別公開を行います。
兵庫県立美術館では、4月6日(日)までの期間、コレクション展Ⅲ 阪神淡路大震災「あれから30年ー県美コレクションの半世紀」が開催中です。
兵庫県立美術館では、1月17日に阪神・淡路大震災から30年を迎えるにあたり、公益財団法人伊藤文化財団の寄贈によって、彫刻家・青木野枝氏の野外作品「Offering/Hyogo [(よみ)オファリング/兵庫] が同館「風のデッキ」に新たに設置されました。