阪神・淡路大震災から30年の節目を迎える今年の第30回神戸ルミナリエ。24日の開幕を控える22日、日常のルミナリエでは中々鑑賞が出来ないハンディキャップのある方々を招いて、一足先にゆっくっり見ていただこうと「ハートフルデー」が開催され、7000名(うち車いす1000台)が神戸市・東遊園地に来場しました。
点灯式では、カウントダウンと同時に全長78m、最高部の高さ22mの光の壁掛け「スパッリエーラ」が点灯されると歓声が上がりました。
「神戸ルミナリエ」は普通のイルミネーション行事ではなく、阪神・淡路大震災犠牲者への鎮魂の意を込めるとともに、都市の復興・再生への夢と希望を託して、大震災の起こった1995年12月に初めて開催しました。以来、震災の教訓を語り継ぐとともに神戸の希望を象徴する行事として多くの方々に支えられて開催してきました。途中、コロナ禍の危機もありましたが、混雑緩和のため作品のごく一部でも展示し、30年絶えることなく続きました。
「多井畑の厄神さん」として親しまれる多井畑厄除八幡宮(神戸市須磨区)では、毎年1月18日~20日に行われる「厄神祭」には約35万人の人が訪れます。
1月5日(日)、神戸メリケンパーク(神戸市中央区波止場町)で、「神戸市消防出初式」が開催されました。救命救助や放水の訓練が行われ、阪神淡路大震災から30年の節目であることから、各種演技訓練で市民・消防の力強さを示し復興と未来への希望を表現しました。