兵庫県立美術館では、4月6日(日)までの期間、コレクション展Ⅲ 阪神・淡路大震災30年「あれから30年ー県美コレクションの半世紀」が開催中です。
1995年1月17日早朝に発生した阪神・淡路大震災は神戸を中心とした地域一帯に甚大な被害を及ぼしました。兵庫県立近代美術館が開館して25年、四半世紀を迎えようとする時期でしたが、建物だけでなく展示中の作品が落下、転倒、破損するなど美術品も大きな被害を受けました。あれから30年ーその間県立近代美術館は2002年に現在の地に移転、兵庫県立美術館と名称を変え文化の復興のシンボルとして、展覧会を中心にさまざまな事業におこなっています。
兵庫県立美術館では震災以降、5年、10年、20年という節目の年にコレクション展を中心に震災に関連する企画を開催してきました。30年目を迎える本年は、特別展、チャンネル展と連動し、美術館全体で震災30年を考える展示を行っています。加えて、県立近代美術館が開館して55年=約半世紀となることから、同館のコレクションを改めて振り返る機会となります。
見どころ
▢阪神・淡路大震災30年、県立美術館開館通算55年の企画として、半世紀をこえた収集活動を特別展と連動して「30年」の視点で見直します。2部構成とし、震災以降収集された、震災をテーマとする作品を展示する第1部、1970年から半世紀にわたり収集されてきた同館コレクションの多彩な様相を第2部で紹介します。
▢第1部では、同時期開催の特別展「1995 ⇄ 2025 30年目のわたしたち」と連動し、震災をテーマとする所蔵品を中心に構成します。あわせて美術品レスキューの取り組みや当時被災した彫刻作品の修復について紹介します。
▢第2部では、約半世紀にわたり収集した近現代美術のコレクションを6つの視点から眺め、日本・近現代・美術、そして同館コレクションの特質を探ります。
【関連行事】
▢学芸員によるギャラリートーク
1月18日(土)、2月22日(土)、3月15日(土)、4月5日(土) 各日11:00‐11:30(受付開始15分前より)
定員20名、受付場所:1階改札付近、当日先着順、参加無料(要観覧券)
▢ゆっくり解説会 in Winter(手話通訳・要約筆記付き解説会)
2月9日(日)13:30‐14:30 レクチャールーム(定員60名)
当日先着順、参加無料 ※コレクション展無料日
▢ミュージアム・ボランティアによるガイドツアー
会期中の土曜・日曜日 各日13:00‐13:30
当日先着順、参加無料(要観覧券)
▢こどものイベント
3月22日(土) ※詳細は同館Webサイトにてお知らせします
【展覧会概要】
会 期:2025年1月7日(火)~4月6日(日)
開館時間:午前10時~午後6時(入場は閉館30分前まで)
休 館 日:月曜日、1月14日(火)、2月25日(火)
※ただし、1月13日(月・祝)、2月24日(月振休)開館
観 覧 料:一般 500円(400円) 特別展とのセット料金 300円
大学生 400円(300円) 特別展とのセット料金 200円
高校生以下 無料(無料) 特別展とのセット料金 無料
70歳以上 250円(200円) 特別展とのセット料金 150円
障害者手帳等をお持ちの方 一般 100円(100円) 特別展とのセット料金 50円
大学生 100円(50円) 特別展とのセット料金 50円
※( )は20名以上の団体料金
※一般以外の料金には、証明できるもののご提示が必要です
※団体(20名以上)でご鑑賞いただく場合は事前のご連絡をお願いします。
※障害者手帳等をお持ちの方1名につき介助の方1名は無料
コレクション展 [無料] 観覧日
♦毎月第二日曜日と1月17日(金)は公益財団法人伊藤文化財団の協賛により無料でご覧いただけます。
1月12日(日)第2日曜日、自由に話せる観覧日
1月17日(金)ひょうご安全の日
2月9日(日)第2日曜日、自由に話せる観覧日
3月9日(日)第2日曜日、自由に話せる観覧日